近頃、「婚活」という言葉が流行し、お見合いや結婚を目的としたパーティーなどの結婚のための様々な試みが行われています。
しかし、以前結婚は家同士の縁組みという意味合いも強く、世間体などの問題もあり、一定の年齢に達するとお見合いで初めて会った者同士が結婚をするということも少なくありませんでした。
しかし、戦後高度経済成長前後から個人主義の考え方が浸透し、結婚も自由恋愛へと変化していきました。
「婚活」には多分に昔のお見合いの要素が含まれているように感じられますが、そうではなく、個人の自由恋愛の一形態であり、出会いの場の演出という意味合いが強いということを頭に入れておかなければなりません。
そうした自由恋愛全盛の現代において、「結婚前提のお付き合い」の男性心理について考えて生きたいと思います。
昔の結婚の意義は、家電製品も今ほど充実しておらず、家事労働が大変で時間が掛かったために、家の仕事と所得を得るための仕事の分業という意味合いが強かったですが、現在は、家電製品も高機能化し、コンビになど24時間営業のお店なども増えたことから、家事の負担が軽くなり男性の独り身でもこうした分業は重要性が低くなっています。
男性にとっての結婚は、打算的要素が以前と比較して減少し、一緒に家庭を築いていく今後の人生のパートナーを選択するという要素がより強くなっているのです。
そこには、価値観の問題や将来への考え方といった抽象的で根本的な問題が横たわっています。
こうしたことから、男性の心理として「結婚前提のお付き合い」は、非常に重大な決断と言えます。
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