人間の心理を知るための方法として、表情を観察したり、行動からその変化を読み解くというものがありますが、口調やその変化も重要なポイントになります。
特に表情の変化や行動は心理状態の変化を表さない場合もありますし、長期の観察によってしか変化を読み取れない場合もあり、解釈を間違えると誤解をしてしまう可能性もあります。
そうした誤解が元で関係が悪化してしまうこともあります。
しかし、口調の変化はこれらとは違い元々コミュニケーションの道具である言語を使って行われますので、表情や行動と比べて誤解が起こりにくいですし、言葉のチョイスだけでなく声の大きさやトーンなど判断をする材料が多いこともあり、相対的に誤解が起こりにくいです。
今回は、口調から男性心理を読み解いていきたいと思います。
まずは、呼ぶときの敬称の変化から見ていきますと、最初は、目上の人の場合やクライアントの場合、あるいはあまり親しくない場合には「様」や「さん」が使われます。
その後、時間の経過や親しさが増すにつれて「ちゃん」になったり、最後には敬称が無くなります。
友達関係において最も親しいのはニックネームで呼ぶことです。
また、最初は苗字で呼ぶことが多いですが、これが下の名前になることと敬称の変化で親しさの度合いを知ることもできます。
もう一つ恋人同士の場合にはニックネームの他にも、「お前」や「ねえ」、「おい」といった言葉が親しさを表す言葉として使われる場合があります。
基本的にはどれだけ砕けた言葉遣いや口調をしているかが、気を許していたり、親しさのバロメーターということです。
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